オフィス家具の短期納入
オフィス辞典

コンセント対応ベースとは

 コンセント対応ベースとは、システム収納家具(≒書庫)のベースのうち、前後2ヶ所もしくは4方向に1ヶ所ずつ、配線用およびコンセント取りつけ用の穴が空いているものをさします。総合カタログを発行しているオフィス家具メーカーであれば、概ね取扱いがあるようです。ただし、受注生産品である事例もあります。新品価格は一般的なベース(ただしダブルベースとして)の0.7~2倍程度に設定されています(コンセントは別売りです)。  システム収納家具の設置により壁面のコンセントが塞がれる場合に、コンセント対応ベースを用いる事により、電源を生かす事ができます。とはいえ、これを実際に用いる場面は昨今では極めて少ないのではないでしょうか。塞いだコンセントから電源を取るという事は、つまり、コンセント対応ベースの電源コードのプラグの厚みの分だけ、システム収納家具が壁面から浮く事を意味します。これではシステム収納家具自体が安定しませんし、耐震施工の難易度も増す事になります。 コンセント対応ベースはシステム収納家具の前面にコンセントを取りつける事が普通です。なお、取りつけるコンセントは2口になっています。

コンセント対応ベースの流通傾向

 コンセント対応ベースを中古市場で目にする事は極めて稀です。  インターネット元年と呼ばれた1995年以降、企業では1人にPC1台が当たり前となり、総務省『情報通信統計データベース』によると2000年には企業でのインターネット普及率は90%超、2005年にはほぼ100%に到達しています。すなわち、従業員が1名いれば、少なくともPCの電源ケーブルとLANケーブルとで2本のケーブルを伴います。電話機も割り振られている場合は、さらにもう1本のケーブルが伴う事になります。  よって、現代のオフィスにおいてはこれらのケーブルを自由にかつ効率的に配線できる「OAフロア」が主流になっています。となると、コンセント対応ベースをあえて使う理由は少なくなる事でしょう。このため、中古市場でのコンセント対応ベースの流通量も乏しくなっていると考えられます。

コンセント対応天板

 メーカーによっては、システム収納家具用にコンセント対応天板を用意している場合があります。システム収納家具の奥行きは450㎜が一般的ですが、コンセント対応天板は奥行き500㎜となっていてシステム収納家具より100~150mm大きいのです。空いた奥行きに電源ケーブルを走らせ、天板の奥にコンセントがつく形になります。システム収納の上に、プリンターや電気ポット・加湿器などのちょっとした電気機器を置けるようになるため、便利なオプションです。    中古市場ではコンセント対応天板もあまり流通していないので、もし見かける機会があればお買い得であるといえるでしょう。

[オフィス家具何でも辞典TOP] [デスク] [チェア] [脇机] [ワゴン] [テーブル] [ホワイトボード] [書庫] [金庫] [棚・ラック] [パーテーション] [応接セット] [ロッカー] [カウンター] [オフィスチェア辞典(提携サイト)] [オフィスデスク辞典(提携サイト)]

簡単!お問合せ(無料)
利用区分
購入理由
会社名
お名前
TEL
メール
当社の規約および個人情報保護方針に同意する
オフィスバスターズ

ようこそ。ご利用区分を教えてください。