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6段ラテラル

 6段ラテラル書庫は、引き出しが6段あるタイプのラテラル書庫です。

6段ラテラルのサイズ

 ラテラル書庫としては珍しい事ですが、本体のサイズバリエーションは少ないようで、本体の外寸は横幅90cm・奥行45cm・高さ110cm前後が基本になっています。 6段ラテラル  この高さを6等分する事になりますので、有効内寸は概ね横幅80cm・奥行40cm・高さ13cmくらいになります。A4のサイズが概ね21cm×30cmですから、縦置きはもちろんできません。あえて6段ラテラルにA4の用紙を収納するとするたら、立てて並べるのではなく、水平に積み重ねた平置きになります。6段ラテラルの有効内寸を紙媒体に換算すると、B6サイズなら収納できる事になります。  ラテラル書庫を使用する場合、例えば一般的な横幅90cm奥行45cmのものですと、ラテラル書庫本体の奥行に加えて、書庫の開閉のために、さらに45cmのスペースが必要になります。書庫の前に机を配置する場合には、席につく方と書庫との間に、余裕を持って空間を取るようにしましょう。

6段ラテラルの活用

 ここまで段が小さい書庫は、一体何を収納できるんでしょうか? メーカーのカタログを参照すると、「VHSビデオテープ」や「フロッピーディスク」などとの記載があったりします。  それならば、6段ラテラルはもはや時代の遺物という事なのでしょうか?   その割には、どのメーカーの最新カタログを見てみても、6段ラテラルを作っていないメーカーはないのです(2014年現在)。むしろ、比較的新しいシリーズででも、6段ラテラルを扱っています。どうやら新品市場では、6段ラテラルの需要が、継続的に一定以上あるようです。(ただし、受注生産品だったり、取り寄せに一定以上の期間がかかったりします。)  一体この現代で、6段ラテラルは何をメインに収納しているのでしょう…答えは恐らく、CD-ROMです。 CD-ROMのケースは、12cm×14cm。6段ラテラルの有効内寸・高さ約13cmに見事収まります。CD-ROMの重量は紙媒体に比べればずいぶん軽いので、もし1段に満載にしても耐荷重量を上回る事もありません。  ところで、6段ラテラルを広義に捉えると、もうひとつの型が浮かんできます。3段2列で計6段となるタイプがこれにあたり、実際に製品としても存在します。  引き出し型の書庫ですので、ラテラル(lateral)=「水平の」書庫と見なす事ができますが、一般には「ラテラル」とは呼ばれず、「ダブルバーチカル」という呼称で表現されるようです。ラテラル(lateral:水平)でしかもバーチカル(vertical:垂直)だなんて、何だか面白いですね。ダブルバーチカル型は、A4サイズの紙媒体収納に特化したタイプです。  ちなみに6段ラテラル書庫・ダブルバーチカル書庫ともに、中古市場ではほとんど見かけません。標準的な製品を安価で提供できる中古市場では、何かに大きく特化した商品の需要が相対的に低くなるためと思われます。

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