主要メーカーのカタログを紐解いてみます。収納システム家具のトップページに、各メーカーが現在扱っているシリーズが一覧で載っています。以下に、これを列記します。 コクヨ ・EDIA(エディア)シリーズ ・UFX(ユニフレックス)シリーズ オカムラ ・ALZATA STORAGE(アルツァータ)シリーズ ・Rectline(レクトライン)シリーズ ・SAシリーズ ・42シリーズ 内田洋行 ・ALPLACE(アルプレス)ストレージシステム ・ハイパーストレージHS イトーキ ・THIN LINE CABINET(シンラインキャビネット) ・THIN LINE CABINET R(シンラインキャビネットR) ・(ビルドタイプ)モデュラスFM ・(ビルドタイプ)ウォーラスシステムズ 収納システム家具については以上です。ここでイトーキが紹介している「ビルドタイプ」というのは、オーダーメイドの壁面収納の事です。ですので、新品・中古ともに一般に流通している「箱型の収納システム家具(=書庫)」からは除外して考えてよいでしょう。 その上で改めてこの一覧を見直してみると、面白いことに気がつきます。イトーキは、システム収納家具として、シンラインの名を冠したシリーズのみ製造・販売しているのです。しかも、シンラインとシンラインRとは互換性が高く、互いに連結ができ、扉や引き出しの交換も可能なのだといいます。 他の主要メーカーが価格帯や仕様などにより書庫のシリーズを多段化しているのに対し、イトーキはシンラインシリーズの一本槍で、多様なニーズに応えているのだといえます。あらゆるサイズのあらゆる形態のシステム収納が、シンラインで作られています。収納システム家具の製造に対するイトーキの姿勢は、他メーカーとは一線を画しています。シンラインのカタログが、すなわちシステム収納家具のカタログであるといっても過言ではないでしょう。 今回「激安書庫」のコーナーでシンラインキャビネットを紹介させていただいたのは、シンラインシリーズだけで多様な要望を完結させられるという、費用対効果を考えて挙げさせていただきました。 最後に、シンラインシリーズにある、他社製品にはないシブい特徴をひとつご紹介させていただきます。書庫とは基本的に単体で用いるものではなく、複数台数を並べ、書庫それぞれ同士をビスで連結させた上で使うのが普通です。書庫にはこのビスを通すために穴が開けられるようになっています。一方、扉付きの書庫には、「ベース」と呼ばれる本体の水準を調整する部材が必要です。シンラインシリーズのベースには、ベース同士をビス連結できるよう、穴が開いています。ベース同士を連結できる仕様になっている書庫は、イトーキ製品だけです。ここにも、書庫に向かうイトーキの姿勢が表れていると見ていいでしょう。
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