イーザチェアは、コクヨより2004年にリリースされました。「コンパクト」「豊富なカラー」「Made in Japanの信頼感」をコンセプトとしながら、新品価格で1脚22,400円からの低価格設定となっています。
「IT革命」または「情報爆発」と形容される大きな転換がオフィスに到来したのが1995年前後です。オフィス家具メーカーがこの時期に開発したオフィスチェアは、ロングランシリーズとして大きな標準となっています。その後、オフィスチェアの発展は概ね“高機能化”“多機能化”“大型化”“高額化”といった路線に沿って進んでいる傾向があります。 その一方で、システム収納家具やオフィスデスクに用いられる色合いとして、ホワイトやナチュラルがより好まれるようになりました。オフィスの色調を構成するベースカラ―が、従来のグレー系・ニューグレーから、ホワイト系・ナチュラル系へと変化が見られます。 こういった背景の中、“シンプル”“コンパクト”そして“カラフル”という需要を喚起する製品として、イーザチェアが開発されました。なお、コクヨに限らず他メーカーも同様の発想に基づいた製品を開発しています。イトーキのボニートチェアや内田洋行のエニーザチェアなどがこれにあたります。これらのオフィスチェアは、いずれも低価格化を実現しています。
○コンパクト 横幅100㎝の片袖机にもスッキリと収納できるサイズになっています。それでいて、座背面クッションにはボリュームがあるのでゆったり座れます。 ○豊富なカラー 8色の張り地とその組み合わせによる14色展開は、当時のオフィス家具業界では最多でした。カジュアル・トラディショナル・ナチュラル・エレガントなど、一般のオフィスに限らずSOHOやご家庭などでも、お好みの空間を演出できます。 ○Made in Japanの信頼感 市場には非常に廉価な新品オフィスチェアが一部流通していますが、これらは日本オフィス家具協会(JOIFA)に加入していないメーカーの製品である事がほとんどです。 工業立国でもある日本では、製品の製造を一定以上の品質管理をもって行う習慣があります。Made in Japanである製品への安心感は、いうまでもないものでしょう。 ○オプションとして可動肘を選べる 他メーカーのシンプルチェアは固定肘のみ用意しているケースが多いようです。イーザチェアには、固定肘(サークル型)と可動肘の両方が用意されています。 ○ モールドクッション座面 豊かな厚みのあるモールドクッションにより、快適な座り心地になっています。 ○座背面クッションの簡易交換 張り地が汚れた場合には交換も可能です。