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エンボディチェアの特徴

 アーロンチェアをご存じのかたは多いと思います。アーロンチェアそのものをご存じないかたでも、メッシュ地のオフィスチェアを見かけた事はおありだと思います。アーロンチェアは1994年のリリース以降、オフィスチェアの概念に大きく影響を及ぼすとともに、20年来に渡るロングセラーとなっています。メッシュ地のオフィスチェアは、多少なりともアーロンチェアの影響を受けているといえます。  弾むようでいて包み込まれるような座り心地の、アーロンチェアを初めとするメッシュチェア。しかし、オフィスチェアが次の世代に進化しようとする現在において、メッシュチェアには大きな弱点がありました。メッシュチェアには、メッシュ地を張り支えるフレームが不可欠です。このフレームがどうしても、着座者の大腿部を圧迫します。また、フレームには一定の強度が求められるため柔軟性には欠けがちで、しかも、次世代オフィスチェアには、着座したまま体を捻る(ツイストする)動きが求められていたのです。  エンボディチェアは、フレームレス構造を取っています。細かいピクセルが動的な面状に整然と並んでいるマトリクスを、背骨状の1本のピラーが支えています。背面は幅が狭く腕や肩の動きを妨げませんが、フレームレスかつ柔軟な背面であるので、姿勢の自由度がたいへん高くなっています。  座背面の表面はファブリック張りになっていますが、メッシュチェアのような通気性を実現しています。また、ピクセル状の細かいマトリクスは個々に着座者の体圧を受け止め分散させるため、血流を整える効果があるといいます。統計学による比較によると、エンボディチェアと他社の多機能ワーキングチェアに座った人の心拍数を比較したところ、エンボディチェアの方が心拍数が低くなる傾向が見られたそうです。

おわりに

 ハーマンミラーがアーロンチェアを自ら超えるべくして、全力を傾けた逸品がエンボディチェアというわけです。なお“embody”には「実現する」「体現する」「具体化する」といった意味があります。エンボディチェアはまさしく、ハーマンミラーの理念を体現するチェアであるといえるでしょう。

エンボディチェア

 エンボディチェアはハーマンミラーより発売さている、アーロンチェアの正統な後継機です。

エンボディチェアとは

 エンボディチェアは2009年にハーマンミラーより発売されました。アーロンチェアを手がけた高名な2名のデザイナーのうち、ビル=スタンフが開発に大きく関わっています。アーロンチェアの正統的な後継機と呼んでいいでしょう。 エンボディチェア  ビル=スタンフはエンボディの発表を待たず逝去したため、のちの開発は共同開発者であるジェフ=ウェイバーが受け継ぎました。  日本での正規定価は約20万円です。なお米国での正規定価が約1,200$と、計算上、円に直して8万円ほど安い事にはなります。ですが、日本で購入する場合は、ハーマンミラージャパンもしくはハーマンミラーの正規代理店を通しての購入を強くオススメします。正規購入の場合、エンボディチェアには12年に渡るメーカー品質保証が付与されるのです。

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