ハイカウンターとは、カウンターのうち、訪問者が立って受付者と対面する仕様のものをいいます。
ハイカウンターには、受付者も立って対面するものと、受付者はチェアに座って対面するものとがあります。本稿では便宜的に、訪問者と受付者の双方が立って向き合う仕様のものを「ハイ-ハイカウンター」、訪問者は立って、受付者は座って向き合う仕様のものを「ハイ-ローカウンター」と表現する事にします。 なお、訪問者が座り、受付者が立って対面する仕様の、いわば「ロー-ハイカウンター」という様式も考えられますが、これは需要がないのか、製品化されていないようです。強いて近しいものを挙げるとすれば、カフェカウンターやバーカウンターなどがそれにあたります。
訪問者と受付者の双方が立って対面する様式のカウンターです。店舗用のレジカウンターとしても見かけられます。 ハイ-ハイカウンターの受付側は、引き違い書庫などの収納キャビネットになっている場合も多く、逆に、近い寸法のキャビネットをハイ-ハイカウンターの代替に用いる事例も見受けられます。
ハイ-ハイカウンターの高さは950㎜前後、奥行きは420㎜~520㎜です。構造はデスクよりもキャビネットに近いといえます。 ハイ-ローカウンターの高さは、訪問者側が950㎜前後、受付者側が700㎜前後。奥行きは、750㎜~1000㎜です。 ハイ-ハイカウンターは、ローカウンターに比べると奥行きが約半分という事になります。奥行きが薄いぶんだけ、訪問者と受付者の距離は近くなり、短時間で内容のある対面ができるようになっているのかもしれません。
訪問者は立ち、受付者が座って対面する様式のカウンターです。天板は階段状に段違いになります。銀行や官公庁などで見かけられます。 ハイ-ローカウンターには三つのパターンがあります。 ①卓上収納ユニット+ローカウンター ローカウンターの訪問者側に、ローカウンターのオプションの卓上収納ユニットを設置し、訪問者側をハイカウンターにするパターンです。 ②ハイカウンター+オフィスデスク ハイカウンターの受付者側にオフィスデスクをつけて、受付者側をローカウンターにするパターンです。受付者側が、収納が設けられていない仕様である必要があります。オフィスデスクは奥行600mmなど、奥行きの小さなサイズが用いられます。 ③単体でハイ-ローカウンター カウンター自体が段違い構造を持っているパターンです。インフォメーションカウンターとも呼ばれます。
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