CPUホルダーとはデスクトップパソコンの本体部分を机下(きか)に吊るすためのものです。
デスクに向かって執務する際の、足元周辺の空間を、下肢(かし)空間もしくは机下(きか)といいます。 オフィスデスクの机上はとかく散らかりやすいものである一方、たえず視界に入ってもいますから、ワーカーは机上を整理・整頓・管理しようという意識のスイッチは常に入っているといえます(意欲があるかは別ですが…)。 他方、オフィスデスク机下・下肢空間に向かう意識のレベルはいかほどなものでしょう。つとめて意識しない限りは、せいぜいが心地よく脚を伸ばせているかどうかを気にするくらいではないでしょうか? ビジネスパーソンの心がけとして、「靴はいつもきれいに」というものがあります。人間は自分の足元や足先に注意が向きやすくできてはいないので、気を抜くと靴が汚れたままでいてしまいます。“足元を見る”という言葉もこれを示しているように思えます。 使用するデスクのサイズにもよりますが、オフィスデスクの机下・下肢空間に、デッドスペースができている可能性があります。使いようによって一定以上の収容力がありそうな空間です。とはいえ、下肢空間が窮屈になっても、快適な執務環境が損なわれそうです。 何かないものでしょうか、オフィスワークに欠かせないもので、机上にあるとある程度のボリュームを占めますが、下肢空間に置くとさほど邪魔に感じないというアイテムが……ありました! 「CPU」、すなわちデスクトップパソコンの本体! まさしく、机下に置くのに打ってつけです! CPUといえば、ご存じ“Central Processing Unit”、つまりパソコンの心臓部である中央演算装置の事ですが、オフィスデスク周辺アクセサリーとしては、CPUとはデスクトップパソコンの本体部分を指す単語として用いられています。
CPUホルダーには、オフィスデスク本体にホルダーを組みつける構造のものと、CPUホルダー自体が自立しているものとがあります。オフィスデスクの純正オプションの場合は前者になりますが、純正品が用意されているオフィスデスクは限られており、フリーアドレスデスクやブーメランデスクなどに純正品CPUホルダーが用意されている傾向があります。 非純正品の構造はさまざまなようです。CPUホルダーはいうなればCPUを「ぶら下げ」るものなので、安定性が求められます。大事なCPUが落下・破損しないよう、信頼のおけるアイテムを選びましょう。 CPUホルダーには前後スライド機構や回転機構が備わっている場合もあり、これらはエルゴノミクスを名に冠したエルゴノミクスCPUホルダーと表現されている事があります。
市場にはCPUホルダー以外にも、CPUを収納するためのアイテムがあるようです。以下に簡単に紹介します。 ・CPUワゴン、モービルCPUスタンド CPUを搭載して移動できる、ワゴンもしくは車輪つきスタンドです。 ・機器棚、OAラック オフィスデスクの上に棚を設け、CPUをバンドで固定します。