レンタル金庫とは、金庫を購入するのではなく貸し金庫として金庫をレンタルする事です。 レンタル金庫は種類によりますが、月間５０００円以下からレンタルできる製品もあります。金庫を購入する事にくらべ、イニシャルコストは遥かに安く、また月々のレンタル料金は経費計上が出来る点もメリットとして挙げられます。 よく利用されている業種としては、大手チェーンの飲食店等（ラーメン店、コーヒー店、ピザ店・・・等）でタイプは売上金投入式金庫や、開錠履歴が付いている金庫などが防犯性能の観点から人気があります。 また短期の貸し出し用途に向いています。たとえばイベント会場、工事現場、結婚式や葬儀などです。 上記を踏まえてレンタル金庫のメリットを挙げると １．イニシャルコストが掛からない。(月々のレンタル料のみ） ２．月々のレンタル料金は経費計上ができる。 ３．月額５０００以下からレンタルできる。 １．のイニシャルコストが掛からない点は、例えば起業してこれから事業を始めるにあたり経費をなるべく抑える事ができます。そしてその分の経営資金はなるべく営業活動にあてる事で利益に繋がる可能性を高く保つ事ができます。 ２．月々のレンタル料金が経費計上ができる点については、損益計算における課税対象金額を抑える事につながります。 ３．月額５０００円以下からレンタルができる点は、使用期間が短い場合にメリットが発生します。年間６００００円以下に抑えることができば、１０万円以上する金庫を買わなくても、レンタルする事でトータルの利用金額を安く抑える事ができます。 上記を踏まえると、レンタル金庫は利用期間が短い場合にとてもメリットがあり、レンタル料金を経費計上する点も経営成績に直結するポイントでしょう。イニシャルコストが掛からずお金という経営資源を営業活動に回す事につなげる事ができるというメリットもあります。 一方で買い上げのメリットとしては、長期間にわたって利用する場合は、レンタルより合計金額が安く済むでしょう。 したがってレンタル金庫を利用するか、買い上げ金庫を利用するかの判断基準は １．どのくらいの期間を利用するか？ ２．利用料金を経費計上する必要があるか？ ３．イニシャルコストを掛ける事と、抑える事はどっちの方が経営メリットが多いか？ といったあたりが基準になるのではないでしょうか？ また万が一盗難や火災にあっても、１００万円～１０００万円まで補償がついている製品もあるので併せて検討したいポイントであると言えます。
