オフィス家具メーカー総合カタログにおける新品スチール物品棚の価格を容積(m3)あたりに換算すると、次のようになります。 軽量棚(150kg/棚板) 39,500円~83,000円 中軽量棚(200kg/棚板) 47,500円~82,000円 中量棚(300kg/棚板) 51,000円~82,000円 物品棚の容積が増すと、価格は増しますが、容積あたりの価格は下がります。大きな物品棚の方が、費用対効果が高くなる事になります。 非オフィス家具メーカー(マテハン機器メーカーなど)にもスチール物品棚の取り扱いがあります。搬入・設置を請け負っていない事例もありますが、全般的にオフィス家具メーカーよりも安価に販売しているようです。
オフィス用スチール物品棚の法定耐用年数は15年(180ヶ月)で、税法上、適性リース期間は108ヶ月~216ヶ月です。108ヶ月~216ヶ月を期間とするリースの月次リース料率・総リース料率の価格相場は、近似関数から算出してみると、概ね次のようになります。 108ヶ月 月次リース料率:5.16% 総リース料率:125.1% 120ヶ月 月次リース料率:5.03% 総リース料率:127.3% 150ヶ月 月次リース料率:4.74% 総リース料率:131.9% 180ヶ月 月次リース料率:4.47% 総リース料率:135.7% 216ヶ月 月次リース料率:4.15% 総リース料率:139.4%
中古物品棚の価格相場は、新品価格の37%を中間値として、5%~69%になります。中古物品棚の販売価格は、販社によって大きな開きがあるようです。これは、商材として物品棚の取り扱いに長けた販社ほど、高価格で販売しているためと考えられます。 その一方で、中古オフィス家具販社全体からすると、物品棚の取り扱いは必ずしも多くないようです。
スチール物品棚は、オフィス家具の中でも少々特殊なアイテムであるといえます。オフィス家具としてのスチール物品棚の特徴は大きくみっつあります。サイズバリエーションがオフィス家具の中でも飛び抜けて豊富である点。「部材で出荷、現場で組み立て」といういわゆる“ノックダウン方式”での出荷が大前提となっている点。そして、オフィス家具メーカー以外からも生産が行われている点です。 これらの要因の複合により、スチール物品棚の価格もまたバリエーションが広くなっています。