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オフィス辞典

オフィスの配線事情について

 オフィスの電子機器にとって、電源ケーブルは血管に、通信ケーブルは神経に相当するといえます。街を見上げれば、もしくは街の地下には、街と街を繋ぐ送電線や通信線路が網の目のように走っており、そこからオフィスビルに引きこまれたケーブルたちは、ビル内そしてオフィス内をやはり網目のように走りまわっています。  1995年は一般にインターネット元年と呼ばれていますが、これから約20年を経た現代、オフィス内を巡るケーブルの本数は2~3倍に増えています。タコ足配線に次ぐタコ足配線で、網の目が迷路のようになってしまうような事例も、決して他人事とはいえません。  オフィスで用いられるデスク類には、オフィスの電子化に合わせて配線がしやすいように工夫が織り込まれています。特に、対向型の島を作るフリーアドレスデスクなどは、島の中央に共用の大きな配線ダクトや配線トレイを伴う事が多く、たいへん便利です。島の中心部に電源タップやハブを置き、個々人の使用端末に繋げるととてもスマートです。    OAフロアを用いたオフィスであればオフィス内の配線も自由度が高くなりますが、そうでない場合は少々工夫が要る事になります。電源コンセントや通信回線は壁面から取りますが、ケーブルはデスク上の機器や複合機などにたどり着くまでの間にどこを通る事になるのでしょうか? そうです、多くの場合、床の上を通ります。これが人の動く動線と交わっていると、たいへん不便です。モールなどで床に固定される事もあるでしょう。

ワイヤリングベースとは

 システム収納家具のベースには、配線用の穴が開けられた仕様のものが存在します。システム収納家具は、壁面など、執務デスクのほど近くに配置される事が多いものです。かつ、システム収納家具が占める空間は、ベースまで含めて、人が動く動線と交わる事はありません。ベースがある空間はいわばデッドスペースに近いものですから、ベースにケーブルを通すというのは微小空間の有効活用といえるでしょう。  配線用ベースの新品価格は一般的なベース(ただしダブルベースとして)の0.7~2倍程度に設定されています。  使い方によっては便利になりそうな配線ベースですが、中古市場での流通量は、ほぼないに等しいくらいです。配線ベースも便利ではありますが、取り回しの面ではモールなどの方が簡便に使えるためかと想像されます。もちろん、OAフロアの普及が配線ベースの需要を下げている面もあるでしょう。  

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