安定脚により自立して天板を持つ台のうち、個人が作業スペースを専有するものをデスク、複数人数で場を共有するものをテーブルといいます。 オフィスでは大小のテーブルが用いられますが、その大半は、ビジネスに不可欠なコミュニケーションの席である、ミーティングのためのテーブルです。 web会議などのオンラインミーティングの普及も始まっていますし、都市部では貸し会議室の供給が旺盛ですが、ミーティングテーブルというオフィス家具の需要は、まだまだ衰えを見せていません。
オフィスのテーブルを大きく分けるなら、据え置きのものと折りたためるものとがあります。後者は、不使用時の移動や小容量化が簡便で、人気が高いです。 また、IT化が進んだ昨今においては、ミーティングの場で用いられる様々な機器を繋げられるように、配線などに便利な機能を備えられたテーブルも少なくありません。 テーブルはミーティングの場を演出するオフィス家具でもありますので、実用性だけでなく、素材やデザインも製品の品質を左右します。木製の製品は、デスクであればもっぱら役員用になりますが、テーブルであればより一般的に用いられています。 会議室と応接室とを兼ねた応接会議室を設ける事例も増えてきていますが、こういった空間には、洗練されたデザインのテーブルが好まれます。 一方では、テーブルが置かれた空間は、ミーティングが持たれない時間はデッドスペース化する、という側面があります。これは、貸し会議室を業として成り立たせている要因のひとつにもなっています。 会議室の予約管理には、無料で導入できるGoogleカレンダーが便利です。より規模の大きい事業所さまには、オフィス家具メーカーから専用のシステムが販売されています。
一般的にミーティングの席においてに、1人あたりに必要な横幅は、少なくとも60cmといわれています。もし肘つきのチェアを併せて用いるのなら、目安は70cmになります。 会議室の間取りや、最大何名でミーティングを行うのか、ミーティングの資料には紙媒体と電子媒体のどちらがメインになるのか、プロジェクターはどのくらいの頻度で使用するのか、などにより、最適なテーブルが変わってきます。 テーブルのカラーリングに関しても、シンプルなホワイトやニューグレーのものから木目のものまで様々です。テーブルはミーティングスペースで最も存在感のある家具ですので、カラーリングも空間の印象に大きく影響を与えます。慎重に吟味しましょう。