大型の会議用テーブルです。明確に「横幅○○ｍｍ以上なら大型テーブル」という定義があるわけではありませんが、目安としては、8名以上で用いるようなサイズのものになります。
大型会議用テーブルにも大きく2種類があります。両面のミーティングテーブルのサイズを大きくした「パーツ組み立て式」のテーブルと、外観に統一性のある片面のテーブルをＵ字形や長円形などの線状に並べる「ユニット組み合わせ式」です。大型テーブルはパーツ（部品）やユニット（小さなテーブル）の状態で搬入され、設置場所で組み立てもしくは組み合わせされるのです。
仮に大型テーブルを入れ替える際には、サイズ相応に大がかりになります。パーツ組み立て式は連増ができませんが、ユニット組み合わせ式はユニットを増減させる事でサイズの調整が可能です。ただし、サイドスタックテーブルとは異なり、不使用テーブルの小容量化ができませんので、収納効率が高いとはいえません。
大型テーブルはミーティングテーブルの中でも、とりわけフォーマルな会議に用いられるイメージがある製品です。特にユニット組み合わせ式の大型テーブルに関しては、天板や幕板の色調も重厚な木目色が使われているのが普通です。 ユニット組み合わせ式はＵ字形などの線状に並べられますが、こういった、参加者が対面しない座席配置がとられる会議といえば、もっぱら、企業の上層部が集まる役員会議など、「同じ組織に属し、比較的に立場が高い者たちによる会議」になります。ユニット組み合わせ式の大型テーブルは、フォーマルな会議という場を演出する、いわば舞台装置として機能します。
パーツ組み立て式のテーブルは、一般的なテーブルを単純に大きくしたイメージな製品です。簡素なものもあれば、洗練されたデザインのものもあります。また天板の色調も、重厚なものもありますが、明るい木目色のものやホワイトのものもあります。外観を見比べただけでも多種多様です。脚の形状などは、テーブル末端部での着席のしやすさにも関わりますので、見るべきポイントといえるでしょう。 ノートＰＣやプロジェクターを用いての会議に対応するため、配線まわりの工夫が積極的に盛り込まれているのもパーツ組み立て式です。テーブルの中央に配線を集約する事で、利便性を高めている製品が少なくありません。変わり種のものとしては、テーブル全体が長方形ではなく台形をとっている大型テーブルが存在しています。これもプロジェクター映写に対応したもので、スクリーンに近い席は奥行きが大きく、遠い席は小さくなっています。遠い席からでもスクリーンを見やすくしている工夫です。
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