オフィス家具の短期納入
オフィス辞典

スチール物品棚の機能

 スチール物品棚(軽量ラック・中軽量ラックなど)の主たる機能は、物品を収納する事にあります。その意味においては、キャビネット(箱)であるシステム収納家具と共通しています。では、物品棚とシステム収納家具との違いは何でしょうか? それは、構造の開放性と、構造の簡素さにあります。  物品棚の構造はシンプルです。支柱と棚板を基本構造として、オプションも外板や引き出しを組みつけられるくらいです。その構造の簡便さのため、オフィスに納品される際は、部材の状態で搬入されて現地で組み立てられるという、いわゆるノックダウン方式が取られます。逆に、物品棚が不要になった際には、解体しておけばかさばらず、移動も比較的容易といえるでしょう。

スチール物品棚とシステム収納家具 機能上の比較

 システム収納家具は文書の保管に特化し、さまざまな機能や特徴を有します。これに比べると、物品棚は何でも収納できる事が最大の機能ですが、拡張的な機能は少ないといえます。物品棚は何かを収納するほど外観が雑然としてしまうためか、オフィスの執務空間に配置される事は多くなく、人目のつかないバックヤードなどに用いられます。  システム収納家具は一定のサイズ規格がありますが、物品棚には広いサイズバリエーションがあります。階段下や間仕切りの陰、といったデッドスペースでも、物品棚であれば配置しやすいといえます。  システム収納家具は、箱型六面体であるうち、出し入れの開放口は1面だけです。物品棚は通常でも2面、最大では4面からの出し入れが可能です。物品棚のみで倉庫などを設ける場合、棚のレイアウトを上手に行えばとても使い勝手はよくなります。  物品棚はシステム収納家具に比べると解体も再設置も容易です。この点を活用し、例えばオフィスの1区画を物品棚によるバックヤード的な収納倉庫として設けておき、人員の増加に合わせてバックヤードを縮小してオフィススペースに転換するという手法も採りえます(この場合、収納していた物品は一部レンタル倉庫などの外部に移す必要が生じますが)。    また、物品棚はオフィスデスクとサイズを調整する事により、デスクのアッパー収納として用いる事も可能です。物品棚の横幅(内寸)が、デスクの横幅(外寸)より大きいものを導入するのです。物品棚を壁面に配置し、デスクと重なる棚板を取り除いた上で、デスクを物品棚に沿って差し込みます。こうすると、自席の上部に収納のついたデスクのできあがりです。  スチール物品棚とシステム収納家具とでは機能的な性格が異なります。レイアウトなどを工夫し、それぞれをうまく使い分けたいですね。

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