ストレートカット方式とは用紙を縦方向のソバ状に細断するシンプルなカット方法を指す。
安価な製品や、手動で回して細断する製品にストレートカット方式が採用されているケースが多い。
ストレートカット方式にて細断したクズは散らばりは少ないのでストレートカットした細断屑はゴミ処理がしやすい。 機能的にシンプルな縦一方向のカット方式で、一段カッターなのでコストパフォーマンスが良い。 また横切りカッターを必要としないためストレートカット方式は耐久性に優れている。
ストレートカット方式で細断したクズは縦に長くなるので、他のカット方式に比べて屑がかさばってしまいがちで、ダストボックスのゴミ袋入替頻度は高くなる。 また縦に長い細断屑は他のカット方式と比べどうしてもセキュリティレベルが低くなる傾向にある。 例えば文字方向と同じ向きで投入すると一つの行がそのままつながった状態で細断されてしまうため、細断屑から情報を読み取られる可能性が高くなってしまう。 実際に機密情報を解読される事態に発展したイランアメリカ大使館人質事件などがある。 対処方法としては書類の投入方向は文字方向と違う方向にするのが復元困難になる有効な手法となる。
ストレートカット方式はあまりセキュリティレベルの高くない書類の細断に利用するのが良い。 文字の向きとは違う方向で細断する方が細断屑から情報を読み取り難くなる。