ロッカーの内寸や容量については、更衣用ロッカーとそれ以外とに大別できます。 更衣用ロッカーの基本的な外寸は、横幅900mm・奥行515mm・高さ1790mmになります。3人用であれば1扉あたりで横幅900mmを3等分します。4人・5人・6人用でも同様の計算(それぞれ4・5・6等分)です。 2人用の1扉あたり横幅は300mmです。本体外寸は600mmになっています。1人用は1扉あたり外寸横幅に2サイズあり、450mmと300mmとがあります。 更衣ロッカーには、女性ユーザーからの意見を活かした、横幅の大きなワイドタイプもあります。容量もロッカーの扉も大きいので、朝夕の混雑時にもスムーズに更衣ができます。 4人用・6人用には上下2段のタイプの更衣ロッカーも存在します。2段タイプは12人用まで製品があります。2段タイプは内寸高さが通常の半分(約800mm)ですので、ロングコートや白衣など、裾の長い衣類の収納には向きません。 更衣用ロッカーの容量については、内寸の高さが最重要になります。このため、更衣用ロッカーの扉は縦に細長くなります。 更衣用ロッカーのバリエーションとして、更衣用ロッカーの外寸に準じた3段~4段のロッカーがあります。9人用ロッカー(3段3列)や12人用ロッカー(4段3列)などです。1扉あたりの内寸高さは、3段で約530mm・4段で400mmになります。この内寸サイズになると更衣用ロッカーとしては使いづらく、内部にハンガーパイプも付属しません。 さらに5段・6段と段を増やした製品もありますが、3段以上のロッカーは多人数用ロッカーと呼ばれ、更衣用ロッカーとは区別される事が普通です。多人数用ロッカーについては後述します。
“更衣用”という制限を取り払って考えてみると、ロッカーの容量は縦に細長くなくてもよくなります。 ここで、web上で議論されていた「職場のロッカーに何を入れておくべきか」の結果を見てみましょう。 <雨対策グッズ> ・置き傘 ・密封性のあるビニール袋 ・ハンドタオル <あると楽なもの> ・置きサンダル ・ソーイングセット ・爪切り <女性の身の回り品> ・お化粧ポーチ (中身は必需品を厳選する) ・ヘアグッズ ・ストック系グッズ ・サニタリーグッズ <もしもの時のために> ・履きなれた靴 ・防寒用品 ・防災セット ・弔事用ネクタイ 以上です。必需品を必要なだけストックするぶんには、さほど大きな容量にもならないようです。
更衣用ロッカー以外のロッカーをさらに分類しますと、多人数用と特定アイテム用とに分けられます。 多人数用は、更衣用ロッカー(主に3人用)を多段に等分していったものです。 6段の18人用(内寸:横幅260mm・奥行き400mm・高さが250mm)などがあります。 特定アイテム用は特定の物を収納する用途のロッカーで、内寸は収納する物に合わせられています。 シューズボックスがわかりやすい例ですが、他にもモバイルロッカーやメールロッカーなどがあります。 小物用ロッカーでは、内寸が横幅150㎜・奥行き250mm・高さ120mmとなっています。