オフィス家具の短期納入
オフィス辞典

書庫のサイズについて

 中古市場では合わせて「書庫」と呼称される傾向がありますが、書庫には「システム収納家具」と「収納家具・保管庫」とがあります。中古市場ではシステム収納家具の方が活発に流通しています。以下、それぞれの書庫をサイズの面から解説します。

システム収納家具とは

 「システム収納家具」とは、同一のシリーズ内(つまりサイズの規格が同じ)であれば、両開き・引き違い・ラテラル・クリスタルトレイ・オープン・ワードローブ・etc..といった各種の収納ユニットが、上下連結および横連結が自由自在なものを指します。後から必要なものを買い足して組み替えるということが可能です。  システム収納家具のサイズ規格は、横幅90cmもしくは80cm・奥行き45cmもしくは40cmが基本です。なお、奥行きが50cmサイズや60cmサイズの製品も存在します。中古市場においては、横幅90cm・奥行き45cmサイズの製品が最も活発に流通しています。なお中古市場ではシステム収納家具とは表現されず、単に書庫と呼ばれています。

収納家具・書庫・保管庫とは

 「収納家具・書庫・保管庫」には、システム収納家具ほどの自由度ありません。一度設置したものを後から組み替えるという想定はあまりなく、システム収納家具と異なり、基本的にラテラル書庫の取り扱いがありません。  「収納家具」「書庫」「キャピネット」といった語句で表現されるものは、横幅88cmが基本的なサイズの規格になります(横幅176cmのものもよく流通しています)。基本的にA4サイズの文書を効率よく収納できるものとしてリサイズされています。奥行きのサイズには、浅型(38cmもしくは40cm)と深型(51.5cm)とがあります。  中古市場においては、収納家具・保管庫型の書庫は、システム収納型の書庫ほど活発には流通していません。また、浅型と深型とでは、中古の流通量に大きな差はなく、ひとまとめに書庫と呼ばれています。

システム収納家具の歴史について

 システム収納家具の歴史はヨーロッパで始まりました。今から約40年前、ドイツのインターリュプケ社が初めてシステム収納の概念に基づいた生活家具を生み出しています。  その頃日本のオフィスでは、引き出しタイプや引き戸タイプなど、形式ごとに単品のオフィス家具として開発されていました。つまり、収納するものごとにキャビネットの種類やサイズが異なっていたのです。そのため、保管する書類の質・量の増加に伴い、従来のファイリングキャビネットや保管庫の数が多くなると、煩雑な状況になりました。  そこで、オフィス家具メーカーは相次いで、システム収納を開発したのです。収納の本体をモジュール化し、それまでそれぞれの幅・奥行き・高さサイズがばらばらであったキャビネットが同じサイズに統一された事により、空間活用が効率的になります。  今から30年以上前には、現在とほとんど変わらないシステム収納家具が発売されました。書庫のサイズとして主流の横幅90cm・奥行き45cmのサイズは、オフィスが入るビルの建築的な間取りに合わせられています。  1990年代に入ると、オフィスで使われる書類の規格がA4サイズに変わってきました。そこで開発されたのが、A4書類を縦にも横にも効率的に収納できる書庫です。90年代には新たに横幅80cmサイズや奥行き40cmサイズのものが登場します。

システム収納家具・収納家具・保管庫の高さについて

 書庫の高さに関しては、「システム収納家具」「収納家具・保管庫」双方においてまちまちです。一般的な傾向としては、外寸105cm前後を3段に分ける高さ、すなわち1段35cm前後の倍数となる高さが取られます。2段(70cm前後)~6段(210cm前後)が目安になります。時おりにですが、1段当たり30cm前後を取っている仕様もあるようです。  なお、A4の用紙の長辺がおよそ30cm、B5では26cmです。B版は日本の独自規格で、従来はA版よりもB版が世間一般的に普及していました。現在でも業種によってはB版が主流の業界があるようです。1段の高さが30cm以下に設定されている書庫は、B版が活用されている業種向けです。  書庫の上下連結に用いるネジおよびナットは、多くのメーカーで共通しています。唯一、オカムラのみメーカー独自のネジを用いています。オカムラの上下書庫連結ネジは市販されていないため、追加で必要の際は取り寄せになります。

棚板について

 いずれの書庫においても、収納物の大きさに合わせて棚板の高さ位置を変更する事ができます。本体の横幅によっては、棚板を追加で購入する事により、段を増やす事も可能です。なお、ラテラル書庫に関しては、棚板がつきません。  書庫本体に棚板を支持するために、「棚爪(たなつめ)」と呼称される金属製の部材を用います。棚板1枚につき4ヶの棚爪を用います。棚爪の形状はメーカーやシリーズごとに異なります。

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