
ダイヤル錠は、さまざまなオフィス家具に用いられている、キーレスタイプの錠です。 暗証番号はユーザーによって設定できます。仮に暗証番号を忘失した場合でも、非常解錠キーや暗証番号検索キーを使用する事に解錠できます(これらのキーは、別途料金でメーカーから取り寄せになります)。 構造は、電源・電池一切不要の、メカニカル式です。ユーザーはキーを持ち歩く煩わしさから解放され、管理者はキーの紛失などといったトラブルから解放されます。
ダイヤル錠には次の3種類があります。 ①暗証番号自由変換式専用タイプ 使用のつど、暗証番号を設定し施錠します。 不特定の人が使用する場合に適しています。 ②暗証番号固定式専用タイプ 設定した暗証番号を継続的に使用します。 特定の人が使用する場合に適しています。 なお、ダイヤル式の南京錠などもこれに分類されます。 ③切り替えタイプ ①②のどちらにも設定できるタイプです。 不特定の人が使用する場合の自由変換式と、 特定の人が使用する固定式との切り替えが可能です。
気をつけたいのは、暗証番号を設定する操作です。 どんなダイヤル錠を使っているかにもよりますが、日常的な「暗証番号を合わせて解錠する→扉を開ける→扉を閉める→ダイヤルを乱す」という一連の操作の上で、「気づかぬうちに何か」を間違えたために、「いつのまにか暗証番号が変更される」「変更された番号を確かめる前に、ダイヤルが“0000”にリセットする」といったような事態が、しばしば発生するのです。 日常的な動作というものは、慣れていくほど無意識的に行われるようになっていくものです。どこかで何かを間違えた事にすら気がつかない事もあります。 ダイヤル式ロッカーを導入されます際は、暗証番号設定の操作について熟知すると同時に、併せて非常解錠キーもしくは暗証番号検索キーなどもご用意されることをお勧めいたします。ダイヤルロッカーは、ロッカーの開閉ツマミが非常キーの差し込み口になっている場合が多いようです。
よくいわれている事ですが、自分や近親者の生年月日や、車のナンバープレートなど、身近で意味のある数字をそのまま用いるのは、避けた方が無難です。かといって、無意味な数字では記憶が不確かになります。 そこで、身近な数字を加工してみる事をオススメします。例えばご自身の生年月日などの4桁の数字をまず用意して、以下のような加工を施します。 ・各桁を等倍する。(全桁を2倍する、など) ・各桁を、規則に従ってx倍する。(頭桁から順に、2倍・3倍・4倍・5倍など) ・10000から4桁の数字を引く。 ・4桁の数字を、昇順・降順・逆順に並べる。 可能であれば、複数の加工の併用も効果があります。身近な4桁の数字と加工法とを覚えておけば、暗証番号の忘失リスクと漏洩リスクは、それぞれ大幅に減らす事ができます。
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