オフィス家具メーカーの総合カタログで応接セットのページを参照すると、掲載パターンとして多いのは「3人用ソファ×1・1人用ソファ×2・センターテーブル×1」という最大5人用の組み合わせです。これを応接家具の基本セットとし、本稿では便宜的に、この基本セットよりひと回り大きい、7人~8人用の応接家具を応接フルセットと呼称して解説します。
4名:4名の8名で面談する場合、「3人用ソファ×1・1人用ソファ×3・スツール×2・テーブル類」が応接家具のフルセットとなります。スツール×2としましたが、ひとつを背もたれがあり肘掛けのない簡易ソファに差し替える方式もあります。 4名:3名の7名の場合は、8人用フルセットから1人用のソファもしくはスツールをひとつ抜いた形がフルセットになります。こちらも、スツール×2のうちひとつを簡易ソファにする事があります。 応接基本セットは必ずしも応接室に置かれるとは限りませんが、それより大きな応接セットになりますと、応接専用に設けられた部屋に置かれるものと考えていいでしょう。
3人用ソファ×1は1人用ソファ×3であってもよいわけです。ではなぜ3人用ソファが普及しているかというと、「長ソファが上座、1人がけソファは下座」という考え方がある程度広く浸透しているからだといえます。先ほどスツール×2のうちのひとつを簡易ソファにと述べましたが、これも席次の上下に関係しています。スツールおよび簡易ソファはセンターテーブルの短辺に置かれますが、ふたつある短辺のうち上座の方を区別して、簡易ソファを置くという発想です。 ちなみに応接室における席次の上下ですが、出入口から遠い方が上座になります。3人用ソファと簡易ソファは、センターテーブルを中心にして、それぞれより奥まった位置に配置します。 なお、サイドテーブルやコーナーテーブルは、必需品というわけではありません。全体の雰囲気を鑑みつつ、応接空間の広さを調節する意味で配置すればよいでしょう。
7人~8人用の応接フルセットを配置する場合、応接室にもそれなりの広さが必要で、目安としては13㎡(約4坪)です。また、クレデンザと呼ばれる丈の低い木製書棚や、見栄えのいいコートハンガー、電話台、などなど…と、応接家具の周辺を取り巻くアイテムもまた、応接室の一部といえます。 おもてなしの心をもって、来訪者さまを迎え入れられる応接室をしつらえましょう!
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