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防盗金庫

 防盗金庫とは、盗難などの犯罪被害を防止する事に重点を置いて設計された金庫です。日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会(日セフ連)で定められた基準をクリアする事によって、製品を防盗金庫として販売できます。

防盗金庫とは

 日セフ連の定義によると、金庫とは「耐火性能と防盗性能とを併せ持った頑丈な箱」とされています。このため、“防盗性能はあるが耐火性能のない頑丈な箱”は金庫とは呼ばれず、防盗庫と呼称されます。 防盗金庫

防盗金庫の持ち去り対策

 昨今では、窃盗犯が侵入した現場で金庫を開錠もしくは破壊するといういわゆる“金庫破り”の他に、金庫を丸ごと現場から持ち帰って、ゆっくりと開錠や破壊を試みるという“持ち去り”という事例も増えてきています。  上述の防盗性能はあくまで破壊行為に対する耐久力を表示しているので、持ち去りへの対策は、別途に講じる必要が出てきます。具体的には、次のような手段になります。 ・窓からでないと搬入搬出ができない大きな金庫を導入する。 ・ハンドリフトなどの道具がないと運べない重い金庫を導入する。 ・金庫についているキャスターを外す。 ・金庫をアンカーで床に固定する。 ・金庫の底面を大きな鉄板にボルトで固定する。 ・金庫にアラームを設置し、持ち去りや破壊行為による振動に反応して大音量が鳴り響くようにする。  重い金庫は建物の床の強度が問題になりますし、床へのアンカー固定は自社ビルでなければオーナーとの交渉が必要になります。これらの中で比較的導入しやすく、かつ一定の効果があるオススメの方法は、鉄板との固定です。大きな鉄板に固定する事で持ち運びのボリュームやバランスが大きく変わりますので、運搬が各段に難しくなります。

防盗金庫の性能表示

 金庫の防盗性能は、2文字以上のアルファベットと2桁以上の数字の組み合わせで表現されます。どちらも金庫に対する破壊行為への耐久力を表わしている物ですが、アルファベットは破壊試験に用いる工具の種類を、数字は破壊試験への耐久時間とをそれぞれ意味しています。 ○アルファベット:TS、TL、TRTL  TS―Tool Small   バールを主に用いた破壊試験。※TSは耐火金庫に最低限求められる性能  TL―Tool   ドリルやハンマーを主に用いた破壊試験。  TRTL―Torch & Tool   バーナーによる溶断およびドリルやハンマーを用いた破壊試験。 ○数字:15、30、60、…  行われた破壊試験の時間。単位は“分”。 例えば、もし金庫にTL-30の表示がされていたとすると、その製品は、ドリルやハンマーを主に用いて30分間行われた破壊試験で破壊されなかったものである、という事になります。  これらの基準は、侵入犯が現場で金庫の破壊に時間を費やさせ、警察や警備会社が到着する時間を稼ぐ、もしくは犯行そのものを諦めさせる、という発想から定められています。

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